1. Sizzla / I Was Born (Baby G)
異色のスロートラック "Acou-stic Soul"。スパニッシュ調のシンセとナイヤビンギ系のドラムが一体となったマイナー調の珍しいパターン。絶好調Sizzla、最近十八番のスタイルでバビロン・システムを批判。悲哀もこもったリアリティ・トーク。
2. Wayne Marshall / Succes Is A Must (Baby G)
"Acoustic Soul"。さりげなく歌うその姿とは対照的に、歌詞は熱い内容。成功するのは難しい事だけど、決して投げ出さなければ、何時の日かそれは叶うはずだ、とメッセージ。この人らしいポジティヴなリリック。
3. Jr. Gong, Spragga Benz, Lady Saw, Buccaneer / Na Na Na Remix (Tuff Gong)
先にアメリカ盤12" (with Super Cat)がでていた曲のリミックス。トラックも完全にダンスホール・サウンドに差し換えられていて、レゲエ・ファンにはこちらがお薦め。後半に立ち現れる112のパートも完全な歌い直しで盛り上がること必至。
4. Wayne Wonder & Lexxus, N.O.R.E. & Capone / Anything Goes (Tuff Gong)
12" は噂のDef Jamaicaから。サウンドはTony Kellyの「K. licious」。シンプルなバスドラのアタックがこのレーベルらしい。N.O.R.E.のパートは出色だが、Lexxusも負けてない。B面は映画『Bellys』から初の正規リリース「Top Shotta」。
5.Elephant Man / We No Pet Dem (Big Yard)
"Liquid" 似のオリジナル・トラック "Salsa"。名前程にラテン色は強くないが、メロディアスなキーボード類がそれ風ではあります。これだけ重心が低い音だと中々サルサ風にするのは難しい、狙ってないかもしれないが。ともかくダンスホールとしてはバッチリ。B面はWard 21収録。

6. Bounty Killer & Angel Doolas / Gal Turn Me On (Big Yard)
"Salsa"。Angel Doolasの歌パートがエキゾチックなグッド・コンビネーション。B面収録のVoice Mail「Salsa」もそうだが、トラックよりも歌が“サルサ”っぽい。モテモテの自分をアピールするダンサブルな一曲。
7. Capleton / This Is What You Do For Me (Danger Zone)
オリジナル・ジャグリン・リズム "Danger Ruff"。最近メッキリ少なくなったバストラが、ズンズンとアグレッシヴにアタックするトラック。シンプルで迫力満点。この手のサウンドでのCapletonは本当にDJしやすそうで、生き生きとしている。バビロン攻撃歌。
8. Elephant Man & Singing Craig / Here We Go (Star Kutt)
アッパーで、キャッチーなオリジナル・トラックは最近のR&B風。で、シンガー・パートもR&Bチックなパーティー・チューン。EleもノリノリなDJで、パンチのある一曲になっている。「皆でお洒落して、盛り上がろうぜ」って感じのシンプルなリリックス。
9. Anthony Cruz / Girl From Ghana (CJ)
以前紹介済みの "Zu Lu Chant" ニュー・リリース。彼らしいスムースな歌唱で素晴らしい仕上り。当リズムの中では最も爽やかな仕上りになっております。勿論、元ネタは「イパネマの娘」。結構純情なラヴ・ソング。
10. Ward 21 / Something About Her (CJ)
"Zu Lu Chant" 。冒頭から大胆にベースラインを抜いたミックスがスリリングだったアルバム収録ヴァージョンとは別ミックス。面白さは後退したが、現場向けにはこっちがプレイしやすいかも。変幻自在のスキルでDJ。彼ららしくないスウィートな内容。
11. Buju Banton / Times Are Changing (Diplomat Inc.)
W. Rileyの息子2人によるニュー・レーベル。“Tunnel One”というよりはB. Levy「Merderer」のリメイク色は強いミディアム・リズム。久々にBujuもグイのりのDJで力強い。
12. Alley Cat / Why (Platinum)
ジャマイカではプロモ・ビデオがだいぶ前からプレイされている一曲。ゲットーでの苦難に満ちた生活を自分の実話を基に。日本人では想像しがたい苦労を乗り越えて生活している様子はリリックスから伝わるはず。「Why」の問いかけは無策の政府へ向けてのもの。
13. Mr. Vegas / Tamale (In The Street)
アルバムからの先行シングル・カット。B面はリミックス・ヴァージョンになっていて、こっちがベターか? ディスコ・クラシックのりのポップなサウンドでのニュー・ダンス・ネタ。リリックの大半はニュー・ダンスの名前。小気味の良いビートと相まってヒット確実か。
14. Sizzla & Ja Rule / Crown (Blank)
これは12" シングル。Sizzlaのロング・ラン「Solid As A Rock」から"Can't Keep A Good Man Down〜♪" の例のフレーズをそのま借用。ヘヴィーなヒップホップ・ビートでジャマイカでも人気が出そうなチューン。