
k.dop e.eps |
1. DJ Kentaro / Bwoy On The Wheels Of Solid Steel (Beat) 2002年に東洋人初の“DMC世界王者”となった日本が誇るターンテーブリスト=DJケンタロウの手による、UKの先鋭ビート・ファクトリー“ニンジャチューン”のオフィシャル・ミックスCD。まずはそのイントロダクションが凄まじいまでのカットアップとなっているのに驚かされる。“ニンジャ”サイドもケンタロウなら全幅の信頼を寄せられる、という事なのだろう。全20トラック中、実に半数以上が彼ならではのスキルとセンスが鏤められたスクラッチ&ジャグリン物で、そのセレクションもバッチリだ。 |
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2. Nas / Street's Disciple (Sony) 古くからのファンは耳馴染みあるフレーズをタイトルに冠した通算7作目となるオリジナル・アルバム。前作でサラーム・レミとガッチリ組むことである意味“流行りモノ”との距離を置くことに成功した彼は、この2枚組のボリュームとなる大作で更に失われし90'sの作風を取り戻すこととなった。そのサラームが中心となり、バックワイルド、L.E.S、Qティップ、チャッキー・トンプソンらが脇を固めるプロダクションも磐石だが、“Nas Is A Rebel To America”と極私的に言ってのける“主役”自身が何とも頼もしい。 |
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3.Xzibit / Weapons Of Mass Destruction (Sony) “大量破壊兵器”というタイトルにも表れている通り、イグジビットは今作でも現実から目を逸らさず問題点をエグり出す、という手法を忘れていない。リックロック作の「Muthafucka」やティンバランド作の「Hey Now」といったシングル曲だけでは決して推し量れない重みが確かにここにはある。しかもその語り口/フロウも増々多用化しているので、更にアンタッチャブルになった印象。自ら率いるクルー=ストロング・アーム・ステディやバスタ・ライムス好演もあるが、ほぼ一人舞台。これぞストロング・スタイル! |
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4. Eminem / Encore (Universal) 今年はD-12の2ndのリリースもあったが、しっかりと用意されていたソロ4作目。以下は彼のパイプマンで、D-12の中心人物プルーフのコメント。「エムらしいアルバムだと思うよ。特に昔から奴のことを知ってる俺のような人間にはそう思えるね。彼の中の様々なキャラクターが出てくるから混乱する人もきっといるだろうけど何度か聴くうちに理解出来る筈さ。凄くシリアスな面もあるし、ギョッとさせる部分もある。奴はリスナーの感情を逆手に取るのが上手いからね。これまでのアルバムの中でも一番のデキなんじゃないかな」。 |
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5. Cam'Ron / Purple Haze (Universal) かつての竹馬の友メイスの帰還に怒っているらしいハーレムを代表する人気ラッパー=キャムロンの4作目。例によって抜いた感じのフロウでキツい言葉を連発するキラー・キャムのスタイルは更にエスタブリッシュされた様子で、前作同様、いやそれ以上にソウル度の濃いドラマティックなサウンド・プロダクション(ヒートメイカーズ、カニエ・ウエスト他)も冴え渡っている。ディップセット仲間、ジョエルズ・サンタナ、フリーキー・ジーキー、アン・カーサらも当然助太刀。尚、ディプロマッツの新作の方はジム・ジョーンズと同じく“コッチ”からのリリースとなる。 |
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6. Ludacris / The Red Light District (Universal) 来日公演も無事に終わったATLの雄リュダクリスのメジャー4作目。ティンバランドからグリーンランタン("Soul Bassa Nova" 使い)、オーガナイズド・ノイズ、ニードルズ、サラーム・レミ、メディスン・メンetcといったバラけたプロダクションも吉を呼び、ゲスト陣、ネイト・ドッグ、DMX、トリック・ダディ、ナズ、ダグ・E・フレッシュ、スリーピー・ブラウン、DJクイックらとの絡みも何故か新鮮に写る。ディスタービング・ザ・ピース(チンギーは脱退)の親方としてスポットが当たりがちだった昨今だが、元々彼は一人で十分スギるほどのエンターテイナーなのだと再確認。 |
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7.T.I. / Urban Legend(Warner) 注目度の高い客演仕事が続いた“アトランタの悪童”T.I.の3作目。今がまさに本格ブレイクのタイミングであり、このアルバムにもその“勢い”はストレートに現れている。ジャジー・フェイ、リル・ジョン、ネプチューンズ、スウィズ・ビーツ、スコット・ストーチ、マニー・フレッシュ、KLC、ダズ・デリンジャー…等と人気プロデューサー達が顔を揃えているのも、それだけ彼が“旬”な証拠となろう。チンギーの佇まいに今ひとつワルの魅力を感じない人にとっても、この“いい声ラッパー”のアティチュードは突き刺さってくるハズ。 |
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8. Lil Jon & The East Side Boyz / Crunk Juice(Victor) アッシャー「Yeah!」やシアラ「Goodies」のヒットでCrunkn'Bなる新たなジャンル(?)を開拓した今最もイケイケなプロデューサー兼アーティストの最新作。キング・オブ・クランクの称号を欲しいままにするこの男のアルバムが中途半端になろうハズもない。ゲストもアッシャーからR.ケリー、アイス・キューブ、スヌープ、ファレル…と相当豪華なのだが、例によって例の如くリル・ジョンの「オッケ〜イ!」の一声で全てがクランク・モードに。ロックもGo-Goもアリ。この男の快進撃はマダマダ続きそう。そんな絶頂作だ。 |
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9.Handsom Boy Modeling School / White People(Warner) トミーボーイからアトランティックへと理事母体を移してのハンサム養成学校第二弾(学長はプリンス・ポールとダン“ジ・オートメイター”ナカムラ)。その第二期生となる面子は、デ・ラ・ソウル、デル・ザ・ファンキー・ホモサピエンスにRZA、ロード・フィネス、ラゼール、ファレル・ウィリアムズ、バーリントン・リーヴィ、そしてチノ・モレノ、アレックス・カプラノス、マイク・パットン、ジャック・ジョンソンにジョン・オーツと一体どうやって集まってきたんだ!という幅広さ。内容は聴いてのお楽しみでしょ、そりゃあ! |
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10. Braille / Shades Of Grey(P-Vine) 04年のアンダーグラウンド・シーンで最も熱い支持を集めたグループの一つ、ライトヘッデッドの中心人物=ブレイルのソロ・アルバム。直線的なラップ・スタイルと真摯なリリックで信望のある彼は、本作でも自身のヒップホップとの向き合い方を克明に記録している。色に例えればさながらグレーなトーンに何かを感じる向きはまずは手に取ってみるべき。ライトヘッデッドの仲間=オセロ、オメガ・ワッツ、ムーンシャインにナインス・ワンダー、ロブ・スウィフトらも参加した“芯のある”リアル・インディペンデントな一枚。 |
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11.DJ Hazime / Ain't No Stoppin' The DJ(Cutting Edge) Nitroの8MC勢揃いのシングル「On The Wheelz Of Steel」に続き、DJ Hazimeの初リーダー・アルバムが完成。リユニオンしたChannel 5からRhymester、K Dub Shine、Shakkazombie、餓鬼レンジャー、Muro & Pushim、Deli & Kashi Da Handsome等々といった彼ならではの面子・組合せが楽しめるだけでなく、1曲1曲のトラックから感じられる“ヒップホップ狂”ぶりも素晴らしい限り。また“DJ”としての個性や才量はオールドスクールをテーマにしたMix CD(Disc2)の方で堪能出来る、というこれ以上ない好パッケージ。 |
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12. マボロシ / ワルダクミ(Ki/oon) ご存知、坂間大介と竹内朋康のヒップホップとロックの両ファンに共通する快楽指数を目一杯アゲてくれるプロジェクト=マボロシの1stアルバム。ラップはひたすら格好良く、そしてギターも容赦なく“鳴ってる/立ってる”って感じのユニットだけにこのフル・アルバムも最後まで一瞬たりとも気が抜けない仕掛けになっている。ゲストではKrevaにChannel、K.I.N.、Cuezero、Kohei Japan、F.O.H.、Muro、Daboが登場し2人のワルダクミに乗っかっている。音楽好きなら「ウシシ」な気分になる事必至。参りました!! |