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280    ARTISTS    NANJAMAN

Nanjaman
Ruff Neck Vehicle
 
Interview by Thunder Killa / Photo by Mr.Matsui
 

お待たせ! レゲエのハイ・シーズンまっただ中、2年振り、通算3枚目となるフル・アルバムを完成させたみんなの“兄貴分”Nanjaman。真打ち登場とも言えるこのタイミングでリリースされる新作は集大成的でありながら、自身の進化と進歩が垣間見える充実作! そこで、この夏の予習がてら、新作について本人の言葉を交えて紹介していこう。
 
「Intro」に続いてまずは、オープニングに相応しい、イケイケのジョグリン・リディムに乗せてのダンスホール・アンセム「衝撃」から。「オケが出来たのは一番早かったけど、サビが気に入らなくて最後にレコーディングをした曲なんや」とNanjamanは言うが、前作『Eliminator』収録の「よく振ってくれ」と同様、実は、高速オケは得意なところを見せつける痛快曲。同オケでは他アーティストのリリースも予定しているそうだ。
 
2曲目「Bay Drive」は盟友にしてレギュラーJunior Deeをゲストに迎えた、車好きの2人らしい曲。Daddy-Oのトラックが臨場感を盛り上げる。これもサビに苦戦したそうだが、仕上がりは完璧。
 
続くは以前Home Grownの『Grown Up』に収録されていた「Sound Terrorist」(Vital Mix)。コール&レスポンスも再現されノリも最高に、よりライヴ風な仕上がりとなってここにも収録されている。
 
そして、オケも「イメージ通りに出来た」と言う「Bad Boy」。新しいBad Boyアンセムの傑作と言える出来で、“街のボディ・ガード”たるBad Boyの在るべき姿を歌っている。ちょっとオールド・スクールなヒップホップ・テイストのオケに意外とはまるフロウも心地よい。「ボビー(“デジタル”)がミックスしてくれたら、なんだかジャマイカ風になってん」。この曲を日本でヴォイシングしてる時に立ち会ったのだが、その時の印象とはガラリ変えてきているあたり流石。
 
6曲目はカジノ891レーベルからのコンピにも収録予定の曲でもあるという「Beginner」は、ここではKon "MPC" Kenの超定番リディム "Answer" にて再演。「誰もが最初はビギナー」のリリックもNanjaらしい、力強いメッセージに勇気づけられる人も多いだろう。
 
そしてミックスを担当したボビーが大喜びした、というのが古くからの盟友、Chucky Smartとのコンビネーション「ゆっくり行こう」。「ボビーが一番喜んでミックスしてくれたのが、これと“月明かり”やねん」。その「月明かり」は後で触れるとして、 "Bandelero" オケのリメイクはバッキング・バンドも勤めるDancing Stoneのヒロヒサとヨータが担当。「オケはChuckyのアイデアで、リリックはゆっくり行っとこってテーマだけ決めてて、それぞれ作ってて、Chuckyがウチに来てあわせて作って、明くる日レコーディング(笑)」
 
「中トロ」に続いては、待望の再演となるV.I.Pの'95年リリースのコンピ『志』に収録されていた「Sound Cross The Border」の "Heavy Weight Mix"。この隠れた(?)名曲を(オリジナルは "Swing Easy" だったが)懐かしい "China Town" で! この "China Town" も、この次の「Mi No Like Dem」で使用の "Big Belly Man" も制作は、この手のオケでは無敵のDaddy-O。そしてオリジナルのリリース時、ジャミーズではボビーが全部ミックスしてたらしくスタジオで大いに盛り上がり、当時のシャバ・ランクスやジャミーズの裏話もたくさん聞いてきたそう。その話も披露してくれたが、それは置いとくとして、それにしても自分がレゲエにハマった時代の音を作っていた人間と仕事が出来るという事は、いちレゲエ・ファンとしても羨ましい限り。
 
続く「空手Style」(350 Mix feat. 風林火山)もファンには嬉しい再演だろう。2000年の名コンピ『Bay Squad』に収録された風林火山とのコンビ曲を、多くのリクエストにこたえての再演! 現在はソロ活動が忙しい風林火山の面々だが、兄貴に呼ばれての、久々の顔合わせになったようだ。
 
そして、前出でもあるボビーもお気に入りだと言う「月明かり」は恒例のラヴ・ソングで。Jacob Millerの「Meet Me Tonight」なんて心憎いリメイクに持ち前の歌心を発揮しての“歌”になっているのも聴きどころ。「別れの歌じゃないから、あんまり重いものにしたくなかった」の言葉の通りゆったりとした優しい仕上がりだ。「桜の咲いてた頃にリリック考えに夜中プラついてたら桜が咲いてて、こりゃ、いいやん!って(笑)」
 
最後を飾るのは、スケールの大きな生き物讃歌であり、人間への警告でもある「On The Earth」。Home Grownによる "Lava Ground" のリメイク・オケでのこの曲は、「動物の歌を作ってくれって言われたのがきっかけで(笑)、地球は人間だけが生きてんのとちゃうぞ!って。ちょっと調子に乗ってやってんのちゃうか、みたいな事あるから」。“濱の兄貴”より、もう一歩先に進化/進歩したNanjamanの姿がここにある。「これはなんか速攻できてん。なんか絵が浮かんで。なんか絵の浮かぶみたいなリリックやろ。難しい言葉も使ってへんし」
 
いつもにも増して、この夏は様々なイヴェントに引っ張りだこなNanjaman。このアルバムの中の何曲かがそこで披露されるだろうから、運よくチケットを手に入れた人や、近くでNanjamanのイヴェントがある人は、まずこのアルバムを予習してから本物の兄貴を楽しんでほしい。
 
「やっぱライヴで聴くのとCDで聴くのは全然違うし、やっぱライヴの方が楽しいと思うからヒマな人は是非、現場に来て欲しいね」
 


Ruff Neck Vehicle
Nanjaman
[爆音シンジケート / BSCD-010]

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