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282    COLUMN    PLAY IT LOUD

REBELUTION / TANYA STEPHENS
[VP / VP1791]
前作『Gangsta Blues』も素晴らしい内容でしたが、先行シングル「These Streets」が象徴するように本作はそれを上回る大傑作。基本的には前作と同路線のアコースティックな音使いで、ジャズやR&B、フォークなど様々な音楽要素を消化した独創的スタイルなのでレゲエ・ファンならずとも納得するはず。しかもCD盤は約30分のアンプラグド・ライヴの模様を収録したDVD付き! これは大注目です。[輸入盤](鎌田和美)
 
MY NAME IS GYPTIAN / GYPTIAN
[VP / VP1727]
注目の若手ラスタ・シンガーのファースト・アルバムです。「Beng Beng」「Mama」「Serious Time」などのヒット曲にシングル未発曲も満載。全体的にしっとりした曲が多いですが、Round Headの客演曲などでダレさせない作りになっていて非の打ちどころが無い仕上がり。彼の曲を聴いたことのある人ならば今更とは思いますが、声もメロディもスウィートで歌物好きなら文句無し。今後も期待出来ますね。[輸入盤](鎌田和美)
  
HEALTHY LIFESTYLE / LUTAN FYAH
[VP / VP2338]
少し前にGreensleevesからアルバム『Phantom War』が出ていただけに、立て続けのリリースには正直不安を感じたのですが、不安は無用の傑作が出来ました。派手さは無いけど、力強くジワジワと心に染み入って来るようなシングジェイ・スタイルと、その持ち味を上手く引き出したエクスターミネーターによる生音重視のサウンドも文句無しの仕上がりです。ルーツ・ロック・レゲエ・ファンならぜひ。[輸入盤](鎌田和美)
 
MELTING POT / THE DUALERS
[GALLEY MUSIC / GALLEY105CD]
スカを基調に60年代のフレイヴァーと80年頃の2トーンの勢いがミックスされた英国のバンドです。ジャケット写真に写っている2人は兄弟、どうりでコンビネーションが冴えているわけだ。メロディアスでスマートに歌が伝わってくる親しみ易さはスカをもっと好きになるキーポイント。Bluse Bustersの名曲をカヴァーしています。Dualers流、心のジュークボックスが鳴る、聴けば聴くほど味が出る好盤。[輸入盤](磯野カツオ)
 
REAL TO REAL / NOISESHAPER
[ECHO BEACH / ECHOBEACH059]
ウィーン出身のNoise Shaperが数々のリミックスで鍛えた腕前を惜しみなく披露したベスト・アルバムです。過去の楽曲を全て録音し直しています。それは彼らが常に進化/発信し続けているからでしょう。ダブを軸にハウス、ヒップホップ、ダンスホールなど異なるスタイルを同じ土俵にあげて練り込む表現方法に垣根はありません。足して足して未知なる音に挑む姿勢にカツオ刺激を受けました。[輸入盤](磯野カツオ)
 
REGGAE GOLD 2006 / V.A.
[VP / VPCD1759]
一時期のラスタ・ブームもだいぶ落ち着きを取り戻し、ダンスホールらしいオケが主流となってきた現在。ビジー・シグナル、Ding Dong、ジプシャンなど、ニュー・カマーの台頭が目立ったこの半年間をリアルにパッケージした人気シリーズ最新作。今回の目玉は、これまでミックスCDだったボーナス・ディスクがDVDに変更された事。T.O.K.、リッチー・スパイスらのライヴやプロモ映像を収録![輸入盤](小池信一)
 
イン・ディス・ライフ/ロッカ・トーン
[スカ・イン・ザ・ワールド/SIWI-56]
何ていいバンドなんだろう。どうしても皆さんに聴いて欲しい作品に出会っちゃいました。アコースティック楽器主体で演奏されるスカ/ロックステディは、聴く人自身が裸になれる魅力を持っています。メロディカやスティールパンの素敵な音色が随所に飛び込んできますよ。朗らかなゆるいテンポ、どことなくリバプール、とっても不思議な空間、でも居心地は最高。私の愛聴コンピ『Sweet Serenade』に続くときめき作。(磯野カツオ)
 
ノエル・エリス/ノエル・エリス
[ウルトラ・ヴァイブ/OCTAVE-LAB/OTLCD1073]
カナダのトロントに巨大なジャマイカ人のコミュニティがあるのはご存知だろうし、そこから数々のレゲエの名作も生まれている事実もご存知だろう。本作はアルトン・エリスの息子ノエルが70年代後半に作り始め83年にサマー・レコーズよりやっと世に出た作品。父親譲りのソウル・テイストな歌声はもちろん素晴らしいが、ルーツロックに根ざしつつも素晴らしいラヴァーズ・ロックに仕上げたバックも申し分ない。(大場俊明)
 
ライダース・ハイ/湘南乃風
[トイズファクトリー/TFCC-86204]
アルバム『ラガパレード』以降、「カラス」「覇王樹」「純恋歌」といった特大ヒット曲もあったが、とにかく待たされたというファンも多いだろう湘南乃風のサード・アルバム。壮大なイントロ〜タイトル曲からしてグレードアップした彼らを感じるが、街の兄ちゃん的喜怒哀楽を聴衆の心に届けようとする熱き姿勢は相変わらず。そうした『週刊ジャンプ』的分かり易さが彼らの歌を大衆にまで知らしめる要因なのだろう。(大場俊明)
 
コンスタント・ミュージック2/ザ・マイスティース
[サブスタンス/BSCL-30040]
ホーン隊がごっそり脱退してしまったのが影響したのか、それとも前作の取材で「ビートルズにハマっている」との金澤の発言から続いているのか先行シングル「シュガープールでつかまえて」はリヴァプール・サウンド的でびっくりしたが、早い時期からホーン隊脱退後の絵は描いていたのだろう、この形態でもやっていけるという確信と自信が感じられる力作。ある意味、よりマイスティースらしくなったとも言える。(大場俊明)
 
パンサーズ・トップ・ランキング/フリスコ
[ラストラム/LACD-0095]
様々なタイプのマイク陣を招いた『Riddim Bandits』で、自分たちの音で遊びまくった彼らが再び足下をみつめ直して…と思ったが、“スレンテン”をダシに突っ走るオープニング曲やオイスカのヒロシ・ブラウンを招いたあの「Skinhead Moonstomp」、更にヤギーに物真似で歌わせた「ポリスとコソ泥」など、前作の遊び心の発展型といった感じで痛快この上なし。こうした「バッカだなあ〜」的作品は結構重要だったりもする。(大場俊明)
 
☆マーレーズ☆がやってくる ヤーマン!ヤーマン!ヤーマン!/☆マーレーズ☆

[ワールドピース/フライングハイ/FLH-27]
みなさんもうご存知、アルコール飲料のCM曲「The Tide Is High」(原曲はパラゴンズ)で抜擢されたヒヨリとPowwowの津山直正によるポップ・デュオ、☆マーレーズ☆のミニ・アルバム。当然、Cool Wise Menとの「The Tide Is High」に耳が行ってしまうが、この手の曲は1曲のみ。他の曲はもっとゆるやかで大らかな“歌”を聴かせる曲が並ぶ。つまり「The Tide Is High」以外の曲こそが彼らの個性なのだろう。(大場俊明)
 
ヴォルケーノ・ロック〜スペシャル・コンピレーションVOL.1/V.A.
[ニャムアップ/NAM-001]
以前コロムビアに籍を置いていたスコッティのレーベルが再スタート。彼の盟友だった故ヘンリー“ジョンジョ”ローズによるヴォルケーノ・レーベルの名曲に焦点を当てたコンピレーション。つまり今再評価がすすむ80'sダンスホールの中でも打ち込み以前の「らしい」空気が詰まった楽曲が18曲並ぶ。マイティ・クラウン選曲のコンピでこのレーベルの音を気に入った人は勿論、サイエンティスト好きなら聴くべき作品。(大場俊明)
 
エヴリシング・ニュー/ナタリー
[ユニバーサル/UICU-9027]
昨年のデビューから1年での2作目。盟友ハッピー・ペレズやプレイン・スキルズらによるサウンドは、ポップを信条としていながらも南部のテイストがきっちりと盛り込まれていて、気分。バン・Bら右肩上がりな人々の援護射撃も実に効果的だが、注目して欲しいのは主役たる彼女の歌とラップだ。いつものウィスパリング唱法だけでなく、アップでの力のこもったパフォーミングは自らの著しい成長を証明している。(石澤伸行)
 
アンアプリーシエイティッド/チェリッシュ
[東芝EMI/TOCP-66610]
3年前のデビュー・アルバムのお蔵入りを乗り越えて、今回のリリースへと漕ぎ着けた頑張り屋4人姉妹。ジャジー・フェイら南部勢による音仕事は、クランクを機能させつつも、はっちゃけてばかりはいない。一方で彼女らの歌も、イマを感じさせながらコントロールされた感情表現で巧さを見せ付ける。「ポスト・デスチャ」的なニーズもあろうが、彼女たちの「土台」はそんな文脈を必ずしも必要としないハズだ。(石澤伸行)
 
ザ・フィーニックス/ライフ・ジェニングス
[ソニー/SICP-1118]
ムショ暮らしを経て音楽を志しアポロで5回チャンピオンになった男による2作目。前作同様、単に「ソウルフル」というだけでは足りない、重くて暑苦しくて埃っぽい「ゲットー感」を軸にした歌を聴かせるが、今回の彼には新展開も。アップではクランクっぽいサウンドで時流を意識したかと思えば、スロウではひたすらメロウにキメてくれたりと、仕上がりとしては彼の「世界観」へと近づきやすくなった印象も。(石澤伸行)
 
トゥ・ザ・ヘブンズ・アンド・ビヨンド/ザントーネ・ブラック
[レキシントン/LEXCD-06006]
UKクロスオーヴァー界に暖かな風を送り込むのはこのアフロ兄さんだ。エレクトリックかつ下世話なボトムのブレイク・ビーツ風アップではオマーを彷彿させ、いくつかのミッドではかつてスティーヴィーが妻シリータに送った優しげな眼差しやラサーン某を思わせる胸キュン度を伴っていて、心はホンワカに。ジャイルズ・ピーターソンら多くのDJが寄せる賛辞にも大きく納得のハイブリッドな音感覚を堪能あれ。(石澤伸行)
 
エヴリシング/マイカ
[ホステス/AC25CDJ]
パナマ出身NY在住のシンガーによるデビュー作。アート・リンゼイ(!)による音世界は、ヒップホップを枠組みとしながらニューウェーブやレゲエの匂いも放つが、その背景には無機質な景色が広がるというもの。そこを語るでも歌うでもなく、ゆらゆらと彷徨うこの男の存在感はまさに唯一無二だ。メロウな質感を漂わせつつも、結論を出し惜しみするかのような前衛的演目の数々は、不思議と耳を捉えて離さない。(石澤伸行)
 
ムーン・ボッサ/ジュリー&カーリ
[Pヴァイン/PCD-23771]
UK出身のソウル・アクトレス:ジュリー・デクスターと、アトランタ産<生ソウル>シーンのキーマン:カーリ・シモンズによるコラボ作。テーマはずばりブラジルだが、曲作りにおけるふくよかな質感やサウンド構成における生感覚と打ち込みの絡みには、グッド・ミュージックの要素がテンコ盛りだ。エヴリシング・バット・ザ・ガール、バーシア、スウィング・アウト・シスターらのカヴァーも楽しいシアワセ盤。(石澤伸行)
 
イン・ワン・ウェイ・オア・アナザー/ロブ・スミス
[トイズファクトリー/ラッシュ!/TFCK-86802]
80年代からスミス&マイティとしてブリストル・サウンドを牽引し続けるロブ・スミス。すでに御大とも呼べる彼が発表したこのソロ・アルバムは、レゲエ、ダブの要素を根幹としつつも今までになく多彩で、彼が通過してきたロック、ヒップホップ、ドラムンベース、アシッド・ジャズ等あらゆる音楽で彩られている。多くの仲間達と制作された楽曲達は重厚でいて温かく、ブリストルの風が伝わってくるような作品だ。(長友浩之)
 
アイ・アム・ノット・アフレイド・オブ・ユー・アンド・アイ・ウィル・ビート・ユア・アス/ヨ・ラ・テンゴ
[マタドール / P-ヴァイン / PVCP-8243]
前作より約3年半ぶり、通算では11作目となるヨ・ラ・テンゴの新作。今回は特にカヴァーを入れることもなく、全てオリジナルで取り組んだ全15曲でトータルで約78分という大作。バラエティに富んだ素晴らしい楽曲とリスナーの意表を突く構成でヨ・ラ・テンゴ・ワールド全開の快作に仕上がっている。更に何とも目を引くアートワークを本誌でもお馴染みのアーティスト、ゲイリー・パンターが手掛けている。(高橋晋一郎)
 
ブルジュン&エルバリオ2016/ブルジュン
[P-ヴァイン / PCD-23814]
宮崎県延岡市出身で高校卒業以降はNYで活動してきたブルジュンによる1stアルバムが届けられた。渡米後はレコード・ディーラーのもとで鍛えられたビート眼によって掘り出されるサンプル・ソースはラテン、ジャズ、ソウル、ファンクなどまさに多種多様。それらを決してヒップホップ・マナーから逸れることなく組み上げたヴィニールの匂いが漂ってくるようなファンキーなインスト・アルバムとして成立させている。(高橋晋一郎)
  
フリーダム・サンセット/V.A.
[フリーダム・サンセット / TERCDFS1]
江ノ島の展望灯台で同名のパーティをオーガナイズするシバがプロデュースしたコンピレーション。日の入りとシンクロしながら進行していくこのパーティの様子を心地良く切り取ったサウンドトラックの様なこのアルバム。参加アーティストはゴロー、カームや井上薫のプロジェクト、オーロラから主宰者シバ自身のプロジェクトまで。近年盛り上がりをみせる所謂サーフ・ミュージックよりもある意味ピュアで繊細。(高橋晋一郎)
  
ボイコット・リズム・マシーン II/V.A.
[ラストラム / LACDV-0002]
“当日が初顔合わせとなる両者に、1日で作品を作ってもらう”というコンセプトで高木正勝と南博、ナム&サイドラムと吉見征樹と井上憲司、半野喜弘と菊地成孔など異なるジャンルのアーティスト同士がセッションを行ったドキュメンタリー。CDとDVD共に楽しめるが、この作品は圧倒的にDVDが面白い。彼らが放つエネルギーとその場の緊張感がばっちりとパックされていて何とも躍動的。アカデミックな意義も深い。(高橋晋一郎)

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