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Review by TAKASHI FUTATSUGI
 
MIX CD
 
1. Lord Finesse / Masterpiece 03 (Handcuts)
“ハンド・カッツ”と“ユニバーサル”の共プロジェクト「マスターピース」の第3弾は、ラッパーである以上に“DJ”としての活動が目立つロード・フィネス(D.I.T.C)。ミックス・テープ・マスターとしての“腕前”が少しも落ちていないのは聴けば分かるハズ。テーマである90'sヒップホップ〜R&Bセレクション(自身が制作したトレンズ・オブ・カルチャーも入ってますョ!)を思う存分楽しんだ御様子で、ステファニー・ミルズの激シブなカヴァーも入った会心作!
 
ALBUM
 
2. Outkast / Idlewild (BMG)
時代は1930年代、ジョージア州にあるアトランタ、でなく架空の町アイドルワイルドを舞台とする2人の主演作(ミュージカル映画)のサウンド・トラック盤であり、純然たるニュー・アルバム。要するに大掛かりなメディア・ミックス、であります。こちらの音盤はあの「ミニー・ザ・ムーチャー」を使った(RPOの…ではありません)先行カットの「Mighty "O"」を始めとする、奇想天外でいてポップスとしての完成度もすこぶる高い楽曲のオンパレード的内容。イッちゃってマスね、本当。
はファンを必ずや納得させるハズ。
 
3. Fergie / Duchess (Universal)
あ、コーナーを間違ってしまったカモ? BEPの第4のメンバーにして紅一点、ファーギーのソロな予想通りラップ・オンリーではありません。注目のポロウ・ダ・ドンが制作したサウス乗りの「London Bridge」はヒット確実のキャッチーさ。「My Humps」の悪ノリ路線を更に拡大した(?)この曲以外には、「Make Up Songs」の様なグッとくる歌物もあったりして、BEPとは一線を画した仕上がり(となる予定)。とは言え、10曲をウィル・アイ・アムが手掛けているらしく、他メンバーも華を添えている?
 
4. Daz Dillinger / So So Gangsta (Toshiba EMI)
スヌープが指揮を執ったドッグ・パウンドの新作に、コラプトのヤング・ゴッティ名義作、そして遂にRECギャンスタ=ダズの“ソー・ソー・デフ”からの噂のソロ作が到着。トラック制作はボスのジャーメイン・デュプリ(& L-ロック)及びダズ、スコット・ストーチ、ノーI.Dが担当し、ウェッサイとサウスのフレイヴァーが絶妙にミックスされたものとなっている。「Huslin」で一躍時の人状態のリック・ロスとの絡みから、スヌープ、ジャギド・エッジまでエストも最小限(といっても豪華!)でダズ・ワールドがしっかり楽しめる。例のEPMDのリメイク曲は日本盤のみの収録、とか。
 
5. Public Enemy / Bring That Beat Back (Victor)
デビュ−20周年間あのパブリック・エネミーが新作発表前に、近作からのベスト・リミックスをまとめたアルバムをリリース。コンパイルしたのは、“PEオフィシャル・リミキサー”のC-ドッグで、自ら手掛けたリミックスの勿論しっかり収録されている(完全未発表ヴァージョンも有)。中でも改めて面白いと感じたのは、23スキドーとレイ&クリスチャンというそのスジの人なら嬉しいヒトたちによるリミックス。あと、リミックス・コンテストで勝ち残った「Public Enemy #1」のディーロ版などもフィーチュア。
  
6. J Dilla / The Shining (Hostess)
次々と出てくるジェイ・ディラの遺作。中でもこの“BBE”からのアルバムは、あと一歩でクランク・アップする予定だった一枚としてご存知の方も多いだろう。バスタ・ライムス、コモン、ディアンジェロ、マッドリブ、ドゥウェレ・ブラック・ソートといった生前付き合いの濃かったアーティストたちの名演もしっかりと刻み込まれたジェイ・ディー“ならでは”のゆらぎワールド。ここでまだ“新しい何か”に手をかけていただけに未完が悔やまれるが、聴けるだけでも嬉しい作品なので…。
 
7. Deli / Still Burnin' (Cutting Edge)
Nitro/Aquarius/チカチカ/Team 44 Blox、そしてソロ、と物凄い数のリリースを誇るDeliの2枚組ベストが到着。オリジナル・アルバムでその全てが網羅出来た訳ではないので、こうした形態も実に絵になる、といか、こうして並べられただけでも壮観の一言だ。録り下ろし新曲「ソレデモ」を含む“メイン・サイド”(Disc 1)に加えて、今やレアなNitroの「大脱走」や客演物も挿入された“アナザー・サイド”(Disc 2)まで全30曲。個人的にはジェケの“リメイク”(?)にもヤラれた…。 
 
8. Macka-Chin / A Pride And Fear (Virgin)
“知ってんだ音の飛ばし方/舞ってんだこの時の中/這ってんだ音の中にな/これがスゴくとぶのさ……”(「Hau My Steelo」より)。セルフ・メイドの音と言葉でトバしてくれる根っからの芸術家マッカチン久々のソロ(8曲入りミニ・アルバム)。イメージを拡散させる言葉運びと、ワールド・ビートそのものの、流行り型には絶対ハマらないトラックが、スピーカーから流れ出したら最後…抜け出せなくなること必至。アートワーク含めて全てから彼の音楽を感じ取れるという点でも期待通り。フル・アルバムも楽しみだ。
 
9. East Up Line Stars / E☆Star (Virgin)
今最も勢いのあるトラックメイカー=タイプライターを中心とする3MCユニットの初アルバム。254(ニゴシ)Crewのメンバーで、Ruff Rhymersでも活動していたChokiとYukimitsuと共に、しっかりしたコンビネーションと、明確なテーマ、アプローチで聴かせる点は、“プロデューサー”としての力量の大きさも表している(全曲トラックもタイプライターが担当)。スタイリッシュなB・ボーイ像を持ち、地元埼玉と東京都内を繋ぐ“東武東上線”になぞらえたこの三両編成のBullet Trainは何かやらかしてくれそうな気配を漂わす。
 
10. Scars / The Album (P-Vine)
信頼度抜群のイルなプロデューサー=I-DeAやSakも名を連ねる“東京裏町ヤングガンズ”Scars、待望の1stアルバム。ソロ作で既に高い評価を得ているバイリンガル・ラッパーSeedaに、“ほとばしる”といった表現がピッタリのスピットを披露するA-Thug、BES、Manny、Bay4K、Stickyと視点の明確な「Sex, Drug, Street Life」の生々しい描写の数々。このヤバさは確かにクセになる。トラックメイカーでは他にもBach Logic、Hikoらも参加。まずはその耳で確かめておくべき。
 
11. V.A. / Hibachi Times Vol.3 (Kemuri)
DJ Yasプレゼンツによる旬で粋な音のカタログ第3弾。今回はシリーズ初のフィーメイル・ラッパー=Coma-Chi(ダ・メ・レコ)とYasのスペシャル・タッグで幕開け。そしてお馴染みとなったソウルフル・シンガーTetsuの曲は地元名古屋のRebel Beatzがリミックス、またFunk入道ことダースレイダーがプロデュース、共演したT.H.C Crewに、関西からDJ KensawとRunner Zoo、Zim Back、Kenta Rhymes、そしてペニーズ(笑)、ヨシピィ・ダ・ガマが名曲「マンホール」のニュー・ヴァージョンを…と更に多様化した好内容。バチバチ言うとります。
   
12. Blackmoon / Enta Da Stage (P-Vine)
“P-ヴァイン”からブート・キャンプ・クリック(新作もよろし)の中核グループ、ブラック・ムーン、スミフン・ウェッスンそれぞれの1stがリイシューされた。どちらも90'sの“Ruggedな”空気を真空パックにした様なクラシックに違いないのだが、ここでは“日本盤初登場”となる暗黒月球の方をピックアップ。言わずもがなの名曲「Who Dot Da Props?」「Buck Em Down」「I Got Cha Poin」等が入ってます。ハイ。ブーキャンの快進撃はここから始まった、という今だ色アセぬ名盤。ボーナス・トラック2曲にも注目。

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