HOME > 283 > PLAY IT LOUD from No.283

topics

283    COLUMN    PLAY IT LOUD

MASH DEM DOWN / CHEZIDEK
[AL.TA.FA.AN. / Y4797]
ドイツとジャマイカを結び、コンシャス系アーティストを中心にリリース展開しているAl.Ta.Fa.An.からのリリース。ワン・ドロップ系のリズムを中心にしたリズムに乗る彼の持ち味であるナイーヴで透明感のある声とキャッチーなメロディは健在。彼のしっかりとした濃い目の存在感を引き出しております。キーを外した曲にも妙な説得力があり、レゲエならではの臭さがカッコ良い傑作となっております。[輸入盤](鎌田和美)
 
BREAK FREE / MIKE BROOKS
[TEAMS / EBCD-13]
ジャマイカの宝物、トレジャー・アイルのリズムトラックを使用したヴェテラン・シンガーの新作。自然とあのリズムが鳴ると身体が反応してしまいます。やはりコーラスワークは重要、とても魅力的です。ビティの作品が青春路線なら、こちらは大人のほろ苦い胸の内をこっそり覗いた感じですね。長年愛されてきた演奏がソウルを持った歌手によって歌われた結果、またレゲエが好きになったカツオです。[輸入盤](磯野カツオ)
  
BREAK THE SOIL / BAMBU STATION
[MT. NEBO / NEBO-3008]
バンドの詳細は分かりません。ただストレートでシンプルなルーツ・レゲエ、聴きたくありませんか? 必要最小限の音数で、ひたむきに自分の道を進んで行く姿がいいのです。近頃は情報優先な気がします。コマーシャルな要素の薄い一本の木だから伝わる肌触りに心は開きます。時間はゆっくりと流れるけど、スローとは少し違う。ためてしっかりと根を張って作られた作品です。ぜひ触れてみて下さい。[輸入盤](磯野カツオ)
 
I AM THINKING ABOUT YOU / BEGONA BANG MATU
[BRIXTON / BRO20CD]
スペインの女性シンガーの新作。ジャズを歌うのがぴったりな艶やかな歌声で、スカ、ロックステディを演じて聴く人を魅了する。そんな彼女は情熱的な女優の様だ。表現力の豊かさに溢れている。ヘンリー・マンシーニのカヴァー曲「シャレード」がお似合いだ。作詞/作曲も手掛ける才能の持ち主で、特にタイトル曲はカツオを惚れさせた最高のラヴァーズ・ロックなんです。皆様に夢見て頂ける大推薦作。[輸入盤](磯野カツオ)
 
WOLF & LEOPARDS / DENNIS BROWN
[VP / VPCD2333]
ナイニーのプロデュースによる77年作。数あるデニス作品の中でも土臭さが際立っていて、個人的には一番好きな作品。「エマニュエル」「ヒア・アイ・カム」等、代表曲も多く、「パーティ・タイム」等のカヴァーも秀逸。今は亡きこの大歌手の素晴しさは、この一枚だけでは到底語り尽くせるはずもないが、デニスの唄声を聴いたことの無いレゲエ・ファンがいたなら是非お薦めする。確実に間違いないから!![輸入盤](小池信一)
 
THE WAY IT IS / I KONG
[VP / VPCD2332]
コーラス・グループ、ジャマイカンズのメンバーだったI・コングが78年にリリースした唯一のアルバム。制作はトップ・ランキング。ダブ・ミックス6曲を追加しての初CD化にルーツ好きはマッシュ・アップ間違いなし!? トロピカルな曲、マイナー調ルーツ、ソウル・マナーなモノ等、作風もバラエティに富んでおり、ウェイラーズ、サード・ワールド等をバックに伸びやかで味のある歌声を聴かせてくれる。[輸入盤](小池信一)
 
ラヴ・イズ・マイ・レリジョン/ジギー・マーリー
[ビクター/VICL-62143]
デビュー以来、ザ・メロディメイカーズにはさして思い入れはなかったのだが、3年ぶりとなるソロ第二弾の本作が想像以上に素晴らしくて彼に対する見方が変わってしまった。一聴、サウンド的にはヴァラエティに富んで聴こえるが、ジギー自体の芯が図太くなったのだろう、作品としての芯も太く、大地に根ざしたものに聴こえる。シリアスな歌詞の中にもタイトル通り慈愛に満ちた素晴らしいメッセージが詰まっている。(大場俊明)
 
パワー・オブ・ワン/ミッチー・ワン
[ビクター/VICP-63538]
「恋のゲット・ダウン」を覚えてますか? あのルーチー・ルー&ミッチー・ワンのミッチーのソロ。と言うとどうしても昔のアイドル的なイメージがつきまとうが、本作は本場仕込みの完璧なダンスホール作品。たぶん活動休止中に裏方に回った事によってよりレゲエへの想いが膨らんだのだろう、"Seasons" や "Scoobay" リディムも軽々と乗りこなしている。J・クリフやB・シグナルなど大物の客演にも負けてはいない。(大場俊明)
 
イェル・ファイア!/マイケル・フランティ&スピアヘッド
[エピタフ/ソニー/EICP-665]
本誌読者ならば、「Disposable Heroes Of Hiphoprisyの…」と言った方が通るだろうマイケル・フランティ率いるスピアヘッドの3年ぶり5作目。戦時下のイラクなどの中東国を旅し映画まで撮影してきた後だけに、腹に響くほどリアルながら、どこかやさしさに包まれている。それらをボトムで支えるスライ&ロビーの切れ味鋭いリズムは、彼の想いを更に強きものへと導いている。ぜひ歌詞を読みながら聞いて欲しい。(大場俊明)
 
レインボウ・マジックス/ボウイングNO.9
[ソフトルーム/ファイル/SRRS-0001]
関西では既に話題になっている唄物レゲエ・バンド、ボウリングNo.9のデビュー・アルバム。彼らの魅力はA.S.Pでも活動するAzuの大らかな歌唱とBCTTTでも活動する岩井ロングセラーによる奇天烈ながら的を得たオルガン・プレイだろう。ポップながらも腰にくるリズム隊も楽曲にぴったりだし、ダブ要素もまぶしたミックスもハマっている。関西にはどうしてこう才能と個性のあるバンドが出現するのだろうか?(大場俊明)
 
スカニヴァーサリー/アーツ
[ドナ・ドナ/DONA-52]
鹿児島が誇るオーセンティック・スカ・バンド、アーツの結成15周年を記念して制作されたサード・アルバム。地元ではかなりの支持を得ているバンドとは聞いていたが、確かに演奏力、アレンジ力、楽曲の良さは15年間という時間を(メンバーの入れ替えはあるにせよ)共に過ごして来た重みを感じる。とは言ってもキャッチーな曲もあったりと振り幅は広く、スカの魅力を詰め込んだ作品とも言えるだろう。(大場俊明)
 
ブレイジング・ガールズ VOL.1/V.A.
[ジェネオン/GNCL-1091]
最近、沖縄音楽にハマっているというシスター・カヤがプロデュースする全国のヒップホップ、R&B、レゲエの活きのいい女性アーティストを集めたコンピレーション。以前からこうした女性アーティストをフック・アップする活動に力を注いできたカヤだけに、各アーティストも真剣勝負で挑んでいる。当然サウンド的にも個性的にも12組ともバラバラだが、だからこそいいのだ。近いうちに現場を唸らせる逸材が入っている。(大場俊明)
 
ビーズ・デイ/ビヨンセ
[ソニー/UICU-9027]
デスチャ解散後初となるソロ第2弾。ロドニー・ジャーキンズ、スウィズ・ビーツ、リッチ・ハリスンといったビートV.I.P.たちを、同時期に異なるスタジオに缶詰にし一気に作り上げたというエピソードは、本作の尋常でないテンションへも繋がっている。その一方で、クレオールという自らのルーツも大きなテーマとして扱う等、表現者としての懐の深さも兼ね備えられ、作品全体の風格はまさにスーパーなものに。(石澤伸行)
 
バック・トゥ・ベーシックス/クリスティーナ・アギレラ
[BMG/BVCP-28064/5]
4年ぶりの新作は2枚組。前作に引き続きリンダ・ペリーと共に構築したシアトリカルなDisc2では、これまでのキャリアを集大成したかのような迫力あるパフォーマンスに圧倒される一方で、マーク・ロンソンやクワメらヒップホップ勢とのがっぷり四つとなったDisc1も耳を奪う。特に先行シングル「Ain't No Other Man」を手掛けたプレミアとの複数の磐石なコラボからは、ふたりのプロ根性を見る思いだ。(石澤伸行)
 
ビューティフル・アウェイクニング/ステイシー・オリコ
[東芝EMI/TOCP-66611]
2年ぶりの3作目。ダラス・オースティンやケイ・ジーに加え、シェイクスピアなんて懐かしい名前も含め、錚々たる職人たちが持ち寄った音世界は、前作以上にR&Bコンシャス。しかしながら、本作の魅力は彼女の歌が描き出す、凛とした立ち姿にこそある。一連のR&B的アプローチに「あやかり」は感じられないし、ポップな質感の中にも「徒花感」は皆無。朗らかな表情の中のある強い意思が美しい作品だ。(石澤伸行)
 
チョコレート/チョコレート
[レキシントン/LEXCD-06007]
米国西海岸の新興レーベル:Kajmereが送り出す女性ヴォーカリストのデビュー作。全編に通底する“陽だまり感”に加え、凡百のオーガニックねえさんたちとは一線を画す“大らかな歌いっぷり”が彼女の強み。かと思えば、クリスピーかつシャイニーなトラックでは至極クールに振る舞ったりと、実にいろいろな表情をみせてくれるシンガーだ。全体を覆う90'sテイストも含め“歌良し、音良し”の美味盤なり。(石澤伸行)
 
アイ・アム/テリ・ウォーカー
[Pヴァイン/PCD-23820]
これまで2枚のアルバムを上梓済のUKネオ・ソウルの牽引役が、自ら契約を打ち切ってインディから放つ“わたし”集。90年代のメアリー・J流儀なスウィング振りやジル・スコットが憑依したかのような現行フィリー・テイスト等、音の装いとしては様々な要素が盛り込まれるものの、制作スタンスの中心には“歌表現”がしっかと据えられる。そのよく整理整頓された視座が、本作の成功裡となっているような。(石澤伸行)
 
ゲット・ユースト・トゥ・イット/ブラン・ニュー・ヘヴィーズ
[ポニーキャニオン/PCCY-01804]
昨年の日本限定版に続く新作。前作を踏襲したと思しき“ど真ん中バンド・サウンド”が醸す潔さにまずは好感度アップ。そしてフィリー的流麗さを備えたブライト・ファンクに膝を叩き、グループへの復活を果たしたエンディアの瑞々しく炸裂する歌声や、ヤワいながら実にイイ雰囲気のヤン様によるヴォーカルにしんみりさせられたり。それなりに長い回り道だったものの“この布陣がベスト”と思える仕上がりだ。(石澤伸行)
 
ノー・ファウンデイション、ノー・ハウス/ウォーリア・チャージ
[ビート/BRC-157]
いきなり飛び出す純度100%の低音にアフリカン・ヘッド・チャージが語り出すオープニングから雰囲気抜群。これが1stアルバムとなるプロダクション・チーム、ウォリアー・チャージ。トリッキーやアスワド等を手掛けた間違いないグループだけに、様々なスタイルでベースの効いたグルーヴたっぷりの楽曲を展開。トリッキーを始めとする参加アーティストの絡みも全く違和感無く、緻密に練り上げられた秀逸な作品。(高橋晋一郎)
 
ボンゴス・ブリープス&ベースラインズ/ゼロ・ディービー
[ビート/BRC-158]
ニンジャ・チューンからクリス・ヴォガドとニール・クームストックによるユニット、ゼロ・ディービーによる1stアルバムがリリースされた。1stアルバムとはいえ'00年から活動を始め自身の作品のみならず多くのリミックスを手掛けてきた為、いわゆるニュー・カマーとは一線を画す。先行12インチ・シングルのタイトル曲を始め、パーカッシヴで派手な鳴りをするフロア直球のダンス・ミュージックが満載の一枚。(高橋晋一郎)
 
ピラミッズ/ピット・アー・パット
[スリル・ジョッキー/ヘッズ/HEADZ 84]
最早完全にベテランと言うか確固たるポジションを持つレーベル、スリル・ジョッキーから届けられた新作はキーボードのフェイ・デイヴィス・ジェファーズとドラムのブッチー・フエゴ、そしてベースのロブ・ドーランから成るピット・アー・パットによる2ndアルバム。ジョン・マッケンタイアも共同プロデューサーとして関わった本作は良い意味でポップ志向。何とシャーデー「Feel No Pain」のカヴァーも収録。(高橋晋一郎)
 
コンドール/ロヴォ
[ワンダー・グラウンド/WRCD-36]
待望のロヴォによる新作が登場。55分で1曲のしかも3部構成といういかにも彼ららしい作品だが、これが又素晴らしい。繊細で壮大な広がり、強烈なリズムと突き上がる高揚感は世界的に見ても例が無い程で、これだけ多くの要素を飲み込んだ果てには何があるのだろうと考えさせられる。ライヴでの破壊力も圧倒的だが、こうやってしっかりとレコーディングされたセッションも決して劣る事のない熱量を放っている。(高橋晋一郎)
 
ジャングル・クルーズ/ナイト・ジャングル
[デルフォニック/LJCD-1004]
ディジュリドゥ奏者のGoma&レゲエ・オール・スターズといったメンツによるこのナイト・ジャングルだが、ディジュリドゥをメインに据えるがために本作はレゲエ的なるものをひとまず横に置いて制作したそうだ。確かに空間を埋め尽くすディジュリドゥと間を大切にするレゲエとの融合は難しいかもしれない。だが、敢えてレゲエから離した事により、耳ではなく意識としてレゲエのリズムが聴こえてくるはずだ。(大場俊明)
  
ゴースト・ヒッツ 00〜06/ソウル・フラワー・ユニオン
[BMチューン/XBCD-1016]
パンクスが歳を重ねてもパンクスとしてのアティチュードを貫き通せば自ずと見えて来る社会の矛盾を引き起こす正体。生涯パンクスを貫き通しているSFUの中川敬の目には日本の、そして世界のそうした奴らが鬱陶しくてならないのだろう、それらを自分の音と言葉で曝け出す。勿論そんな奴らのせいで辛い思いをする人々には優しい眼差しを向け真摯な言葉を投げかける。本作は彼らのベスト盤第3集。聴くべき作品集。(大場俊明)

top
top
magazine

magazine

magazine

magazine

magazine

magazine

columns

GO BACK

ISLAND EXPRESS
UK REPORT
WHAT THE DEAL IS
PLAY IT LOUD
RECORDS & TAPES
RAW SINGLES
CHART
RING RINg RING
BOOM BAP
Day In Da West

columns
columns

columns
columns
columns
columns
page up!
Riddim Nation

"Riddim"がディレクションする
レゲエ番組「Riddim Nation
第19配信中!

Go RiddimNation!

nation