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World Clash 2K6
 
Text by Minako Ikeshiro
 

10月5日、真のチャンピオン・シップをかけてトップ・サウンドとハーコー・クラッシュ・ファンがブルックリンに集合。判定にブレがなく、異例なほどあっさり決まった今年の様子をレポートする。
  
今年のワールド・クラッシュは「ノー・タイトル、ノー・エントリー」と銘打ち、過去1年で大きなクラッシュのタイトルを取ったサウンドのみ出場資格が与えられた。海外のサウンド・クラッシュで最も有名な割に、今年はあまり話題にならなかったな、と感じる熱心なクラッシュ・ファンもいるかと思う。日本での知名度アップに貢献したMighty Crownが不参加だったのも大きいけれど、実際のところ、今年の勝負は渋かった。NYではクラッシュの聖地はブルックリンとされており、それに則って今年も大箱エリート・アークが戦場。会場に着いてまず人出があることに一安心。BKはダンス激戦区でもあるので、クラッシュのトップ・タイトルといえど、油断ならないのだ。
 
 出場サウンドはセンティネル(ドイツ)、ブラック・キャット(ジャマイカ)、ブラック・リアクション(カナダ)、リッキー・チューパー(ジャマイカ)、そしてベース・オデッセー(ジャマイカ)。ファースト・ラウンドはエリミネーションなしだが、観客に頭から抹殺されたのが昨年度のチャンピオン、センティネル。ステージに上がった途端にブーイングを浴びてしまった。これ、通に言わせば、バイアスではないらしい。WCのチャンプはミス・ユニヴァース並みに(ってほかの例えが思いつかないので勘弁)翌年までタイトルを背負ってインターナショナルな活動展開が期待されるところを、彼らは頑張りが足りず、NYにも顔を出さなかったことが祟ったらしい。逆に言えば、WCには年間を通してクラッシュ・シーンを追いかけている熱心なファンが付いているワケ。ファーストとセカンド・ラウンドで善戦したのがブラック・リアクション。新しいサウンドに手厳しいWCのオーディエンスを沸かせたのは立派だった。常にめっちゃウケて勝つか、激しくフラップするかのどちらかで間がないチューパーは今回は後者。セカンドでセンティネル、サードでチューパーがGone。
 
ここまでリードしているかに見えたブラック・リアクションが、フォース・ラウンドで選曲ミスをやらかしてブーイング。それでも、初めの2ラウンドで調子が良かったので何とかなると思ったら、消されてしまった。ルールがあってないようなのがクラッシュではあるが、客の気分が激しすぎるのはWCの特徴かも。組織票を狙ってある程度示し合わせている集団もいそうだし、出場サウンドにはかなり厳しい場だと思う。最後は可もなく不可もなく、という感じで淡々と残ったブラック・キャットと要所要所で沸かしたベース・オデッセーでTune Fi Tune。2年続けての挑戦となったウォームとダミオンの新生オデッセーが的確に選んだダブに支持が集まり、ほぼストレートで黒猫を下して優勝杯を手にした。凱歌のつもりか、決まった後に数曲プレイしたのはお茶目だったが、WC的にはやり過ぎなような。結構みんな覚えていて、来年、トバッチリを喰うかも。とまぁ、ダーッと読んでも今年のあっさり風味は伝わったかと思う。来年は10周年。それが最後、という噂もあるので、大いに期待したいところだ。

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