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287    COLUMN    PLAY IT LOUD

META META / ZENZILE SOUND SYSTEM
[YOTANKA / NO NUMBER]

フランスのダブ・バンド通算5作目。繊細なトーン、音数は少ない、だから一つ一つの鳴りがとても際立っている練られた世界が聴こえてくる。耳を澄ませば日常と違った想像が掻き立てられる。エレクトロと形容するだけでは乏しい。ダブの手法云々より、いかに既存の考えに囚われないか、自分の絵が描けるか、今作は聴く人の期待を充分に膨らませてくれる。気がつけばヴォリュームを上げてました。[輸入盤](磯野カツオ)
 
SEARCHING-THE DUBS / JAN DELAY
[ECHO BEACH / ECHO BEACH 58]
ドイツ出身のアーティスト。幻想的だったり、哀愁が漂っていたり、スリリングな部分もある、聴けば聴くほど粘りが出る作品。全体としては、ベーシックにまとまっている。ただしドライヴ感が強く、何か引き込まれてしまう瞬間に、ダブの醍醐味を堪能出来る。一聴しただけではどこの国の人か全くわからない。ルーツ・レゲエやニュー・ルーツを好まれる方のアンテナに引っかかるはず。クオリティ高し![輸入盤](磯野カツオ)
 
STATE OF EMERGENCY / JOE GIBBS & PROFESSIONALS
[CRAZY JOE / JGECD-011]
1976年、ジョー・ギブスからリリースされたインスト・ルーツ・アルバム。物々しいジャケットの雰囲気からかなり攻撃的なサウンドを連想させるが、ノリの良い暖かみのあるチューンが主流。スライ・ダンバーが繰り出すミリタント・ビートをバックにトミー・マクック、ヴィン・ゴードンらホーン陣がツボを心得たプレイを展開。どの楽器もソロを取らないので限りなくヴァージョンに近いアルバムといえる。[輸入盤](小池信一)
 
KING JAMMY'S SELECTOR'S CHOICE VOL.1 / V.A.
[VP / VPCD1744]
King Tubbyの門下生として修行を積み、81年に自らのスタジオを設立し量産体制に。その後、ジャマイカを代表するトップ・プロデューサーへと勝ち上がって行くKing Jammy。彼がプロデュースした膨大なる音源から159曲をピックアップし2枚組で計4タイトルにまとめたシリーズのこちらは第一弾。シーンを一変させたWayne Smith「Under Mi Sleng Teng」が入っているのでこれを取りあげたが、当然、全作必聴。[輸入盤](大場俊明)
 
スウィートネス・オブ・ユア・ラヴ/L.U.S.T.
[エムアンドアイ/MYCP-30407]
Lukie D(L)、Thrilla U(U)、Singing Melody(S)、Tony Curtis(T)=L.U.S.T.。本誌読者には説明不要な名シンガー達が'97年に結成したコーラス・グループの待望の1stアルバムが登場。「Joanna」「Sweetness Of Your Love」「Talk About Jesus」といった現場でもお馴染みのヒット曲は勿論、新曲も豊富に揃え、正にタイトル通り“ベスト”盤的内容。各自の持ち味を最大限に生かし巧みに融合させているところは流石。(大場俊明)
 
気分はリン・リン・リン/L.O.C
[エイベックス/AVCD-23148]
昨年、突如「Ring Ding Ding」が大ヒットし、バイクに乗ったダンスまで流行らせてしまった3人組、L.O.C.。ロンドンで活躍中だが3人とも生まれも育ちも生粋のジャマイカっ子だ。そんな彼らが勢いに任せて作った1stアルバム。タイトル曲のインパクトが強いが、他の曲はダンスホールだけでなく様々なリズムをチョイスし、幅広い内容に。一発屋というイメージを覆すほどアイデアは豊富で今後も期待大。(大場俊明)
 
ビッグ・チューンズ! ヒッツ&ミシズ・フロム1996 トゥ 2006/ザ・スラッカーズ
[スカ・イン・ザ・ワールド/SIWI-63]
スカ・ファンには説明不要のグレート・バンドが初の日本限定ベスト盤をリリース。演奏、歌、フィーリング、全てジャマイカ音楽に対する深い愛情から巣立ち歩んだ瑞々しい楽曲ばかり収録されています。彼らの歴史を振り返るというより、新しいグッド・ミュージックに出会えるチャンスだと私は思います。バンド名は知っているがまだ聴いた事のない方に是非トライして欲しい、何故なら目から鱗が落ちますから。(磯野カツオ)
 
ダブ・エクスプロージョン/キング・ジャミーズ
[P-ヴァイン / ジャマイカン・レコーディングス / JRCD025]
キング・タビー、リー・ペリー、バニー・リー等の未発表ダブをリリースし続けているルーツ発掘レーベルの最新作。今回はタビーの一番弟子、プリンス(現キング)・ジャミーが手掛けた80年前後の珍しいダブをまとめた物。録音はチャンネル・ワンで、演奏はルーツ・ラディックスと思われる。彼らの代名詞であるワン・ドロップをしっかり聴かせようという事なのか、ジャミーのミックスはかなり控えめである。(小池信一)ンも含め全20曲というのも嬉しい。(大場俊明)
 
ヴァーサタイル/ダブセンスマニア
[ソニー/AICL-1765]
マッド・プロフェッサーの手による彼らの2ndアルバム『Versatility』を1stアルバム『Appearance』のダブ盤『Disappearance』同様、ロイド・バーンズが再構築したダブ・アルバム。ナチュラル度を増した作品を下敷きにしているからか、前作以上にダブの効果が増している気も。名だたるダブ・マスター達とコラボレーションしてきた彼らだが、やはり僕はロイドと組んだ作品が一番しっくりきていると思う。(大場俊明)
 
ディーゴ・エクスプレス/犬式
[Provincia / XNFS10002]
幾多の困難に遭遇しながらも我が道を貫き通してきた犬式 a.k.a. ドギードッグがライヴで引っ張りだこという噂を聞いて当然だと思った。Trial Productionで鍛えられ成長著しいリズム隊はどこにもブレはなく、リーダーの三宅洋平が想い描いてきた犬式の姿がここで完成したとも言えるだろう。曲の振り幅が増したのは一聴で分るが、それはむしろ歓迎すべきこと。今まで以上にビシっとした筋が通っていて男も惚れる。(大場俊明)
 
ラウンジ・レゲエ・コレクションズ/ドルドラムス
[MAO / DDCM5017]
これまた気持ちの良い作品。ピアニカ奏者の吉川真緑とギタリストのPasadenaによるカヴァー・ユニット。ただただレゲエが心底好きだから始めました、といった感じのゆる〜い想いからスタートしたと思えるが、選曲しているうちにマニア心が出たようで結構コアなファンも唸るような選曲もあります。ピアニカとギターというある意味ベタな組み合せながらツボを押さえまくり、ついついニンマリしてしまう。(大場俊明)
 
ロイヤル・ミュージック〜ベスト・オブ・ラスター・キングス・プロダクションズ/V.A.
[ダイヤモンド・エッジ/XQAT-1003]
米国の西海岸辺りは昔からレゲエ・シーンが定着していたが、どちらかと言えばルーツ寄りの方が人気を博しているようだ。本作をプロデュースしているLustre Kings Productionsもカリフォルニアに拠点を置くレーベルで、Turblence『The Future』やLutan Fyah『Time & Place』等、上質なアルバムもリリースしている所。そんなルーツ的なアーティストのチューンを18曲収録。どの曲も非常に丁寧な作りでじっくりと聴かせる。(大場俊明)
 
アルター・エゴ/タイリース
[BMG/BVCP-28071/2]
4年ぶりの4作目。俳優としてのキャリアも順調な彼だが、本作では自らにふた役を設定し2枚組で仕上げてきた。1枚目のR&Bサイドでは、ミッド一本でスモーキー・ヴォイスの魅力を全開、特にR・ケリーとの共演曲で展開される“ヤサ男合戦”には要注目だ。また、2枚目のヒップホップ・サイドでも、マニー・フレッシュやスヌープら大御所を前に堂々たるパフォームを披露、稀有なマルチぶりをみせつける。(石澤伸行)
 
テン/ブライアン・マックナイト
[ワーナー/WPCR-12551]
移籍して放つ10作目。まずはアルバム冒頭から連打されるミッド群にノックダウン。特にティム&ボブによる奥ゆかしくも凛としたトラック捌きに、あのくぐもった声が乗る際のメランコリックな雰囲気には、腰が立たなくなりそうに。ブライアン・マイケル・コックスに加え、セルフ・プロデュースによる楽曲も会心の出来が連なっている。メロウネスとキレ味の見事な配合は、15年選手だからこそ成しえた妙技か。(石澤伸行)
 
アイ・アム・ホワット・アイ・アム/マーヴァ・ホイットニー
[Pヴァイン/SHOUT-201]
60年代後半のJBファミリーを支えたソウルシスターによる36年ぶり!の新作は、オーサカ=モノレールとの完全タッグに。ヴィンテージ感も満点のバッキングを得て、往年のパワー・ヴォイスにより届けられる<ファンキネス>の生々しいこと! 単に「グルーヴィ」であるだけでなく「美」にも繋がるかのようなピュアネスは、一部のミッドやスロウでも光りまくっている。天に召された御大JBもニヤリの快作だ。(石澤伸行)
 
ファンテイジア/ファンテイジア
[BMG/BVCP-21498]
アメリカン・アイドル出身の実力派シンガーによる2枚目。先行シングル「Hood Boy」を始め、トルクのきいたアップ・チューンに乗って繰り広げられる、以前より塩辛さの増した一連の喉ワザに仰け反る。制作陣としてはミッシーやデインジャ、ジョンタ・オースティンらの仕事が冴えわたるが、セルフ・タイトルに込めた彼女の思いが乗り移ったかのようなそのヴォーカル・パフォーマンスこそが肝。強烈すぎる!(石澤伸行)
 
デマリオ・ヴァスケス/マリオ・ヴァスケス
[BMG/BVCP-21516]
アメリカン・アイドルのファイナリストとしての資格を捨て、クライヴ・ディヴィスによるオーディションを通過、デビューを果たした男性シンガー。ニーヨとスターゲイトが手掛けた1stシングル「Gallery」がヒット中の彼だが、「声自体がイケメン」の面目躍如というべきか、アンダードッグスやジョンタ・オースティンらによる音世界での、寂寥感と癒しを兼ね備えたような感情移入の効いた歌いっぷりも印象的だ。(石澤伸行)
 
リラクシー・ポケット/V.A.
[Pヴァイン/PCD-23849]
雑誌『Luire』の企画でKeycoの選曲により構成されたコンピ。オマーに始まり、ミント・コンディション、リンデン・デヴィッド・ホール、テリ・ウォーカー等へと至るセレクトは、雑誌のイメージからは想像できない!と言ってしまいたいほどに清廉な小品感でいっぱいだ。しかしながら、ここ数年のネオ・ソウル界を盛り上げた一連の収録曲は、黒々とした筆致で貫かれているワケで、そこには誰もがヤラれるハズ。(石澤伸行)
 
ドリームガールズ/O.S.T.
[ソニー/SICP-1178]
ダイアナ・ロス&ザ・シュープリームスの逸話を下敷にした映画のOST。本盤は通常版にトラック違いや未収録曲等を加えたデラックス版だ。ジェイミー・フォックスやエディ・マーフィー、そしてビヨンセら豪華キャストが自ら歌いまくる様は、生バンドが奏でるリッチな音世界と相俟って迫力も倍増。ビヨンセの演目として追加されたダンス・ヴァージョンからは、彼女のディーヴァとしての存在感を再確認できる。(石澤伸行)
 
プレイ・ウィズ・ザ・チェインジズ/4ヒーロー
[ホステス / RCRCD02J]
15年以上に渡る彼等の膨大な活動を巡る時必ず発見される要素「ブラック・ミュージック」そして「革新」。そもそもブラック・ミュージックとは何かという問いかけに対して、「時間・場所・型を超えて環境に適応してきたブラックネス」とするならば、ヒップホップ然り、ジャングル然り、ある地点に留まりはせず革新を拒まなかったその姿勢こそが、ロンドンにおける4 Heroというブラックネスの姿ではないだろうか。(飯島直樹)
 
ジャンタル・ナイト/タカシタール
[カザーナ・レコーズ / KZND-0001]
日本屈指の若手シタール奏者初ソロ・アルバム。インド古典音楽の旋律を踏襲していながら、それがシタールのみに限らず全てのメロディーに存在し、全体を支えているのが壮大でチル・アウトなエレクトロニカ〜ダウンビートだったりする、単なるシタール・ソロとは一味も二味も違う快心作。日本人らしい情感的な表現はそのまま保たれていて、インド音楽という異文化としてではなく、日本でこそ映える親近感もあり。(飯島直樹)
 
Dawn〜夜明け / iLL + 勝井祐二
[まぼろしの世界 / MABO-022]
Supercarの中村弘二によるiLLと、Rovoの勝井祐二による共演音源。フジ・ロックや文化庁メディア芸術祭10周年企画展「日本の表現力」では宇川直宏のインスタレーションを伴うパフォーマンスを行っているので、本作はその記憶を音の面で記録したものか。楽器音よりもむしろ、どこかで聴いたような生活環境音に神経が集中され、そこに聴き手が入り込む余地がある辺り、インスタレーションとの相性の良さを窺わせる。(飯島直樹)
 
サヴァイヴァル・セヴン / リョウ・アライ
[リヴァイアス / LMCD-014]
多岐に渡る多作な仕事ぶりで、ブレイクビーツ・クリエイターとしては最も確実に厚いファン層が形成されていると思う、リョウ・アライの7作目のアルバム。終始一貫してハイ・スピード、ハイ・テンションな内容で、じっと聴いていると奥行きの狭さが物足りないが、それも意図しての事と思わされる説得力あるダンス・ミュージックとなっている。要は、立ち上がってフロアで楽しむべき作品ということだ。(飯島直樹)
  
ELECTRIC GYPSYLAND 2 / V.A.
[CRAMMED DISCS / CRAW 37]
老舗ジプシー・バンド音源を若手クリエイターがクラブ志向にリミックスするシリーズ第2集。ジューイッシュであるOi Va Oiやロシア出身のRussendisko、イスラエル、モロッコ、イランの混合であるBalkan Beat Box、そしてShantelらジプシー・バンドが身近であっただろう若手の常連参加によって、単なる企画ものには終わらずに、ヨーロッパ大陸とその周辺国への興味をうながすきっかけとなっている作品。[輸入盤](飯島直樹)

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