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Stephen Marley
More Roots, More Flava
 
Interview by Minako Ikeshiro / Photo by Wonder Knack
 

マーリー家の次男、スティーブンが満を持してソロ・デビューを飾る。7才からステージに立ち、プロデューサーとしてグラミーを獲ってきただけあり、『Mind Control』はすべての音楽好きが唸るような完成度になっている。NYでの対面インタヴューでは歌いまくり。兄弟中、一番の豪快くんでもある。
 
●アルバムの聴きどころを、簡単にアピールして下さい。
Stephen Marley(以下S):まずはポジティヴなヴァイブとエネルギーを受け取ってもらいたい。そこに一番効果があるから。
 
●あなたはその気になればラップもできますし、メロディー・メーカーズではDJも披露してましたが、今回は「The Traffic Jam」以外は完全に歌に徹していますね。
S:DJはダミアンに任せることにしたんだ(笑)。俺自身、歌の方が情熱を注げるんだよね。DJは言葉を紡ぐだけだけど、歌だと自分の中にあるものを音階を見つけながら届けられる。
 
●ダミアンのセカンドは日本で「純粋なレゲエではない」という意見があったようです。あなたの場合、ビートはともかく、歌唱は完全にレゲエですね。自分はレゲエをやっている、というこだわりはありますか?
S:そりゃそうさ。俺自身がレゲエなんだから。それと同時に、アーティストとしてほかのジャンルからも影響を受けているから、曲によってはそれが出てくる時もある。ダミアンの音楽も同じだけど。俺の歌唱がレゲエだってのは嬉しい指摘だね。どんな服を着ていても、俺がラスタなのも変わらないのと一緒だ。大体、父さんの音楽だってファンクやジャズの要素が入っていたし。アルバムにはレゲエ純粋主義者のための曲もあるからさ、それで満足して欲しいね。
 
●「Dance」に参加しているMaya AzucenaとIllster8を紹介して下さい。
S:マヤはNY出身で、男性の方はタイロン・ダウニーの息子だよ。

●当初、アルバム・タイトルが『Got Musik』でしたが、最終的に『Mind Control』になったのはどうして?
S:アルバムに取り組み始めた時、俺はダミアンとキマーニの作品も手伝っていたんだ。日によっていろいろな音楽を自分のバッグから出している感じで、“こういう音楽もあるけど?”みたいなつもりで『Got Musik』にしたんだけど、時間が経って全体を見直した時、メッセージを前面に出そうって気が変わった。で、今、伝えたいのは『Mind Control』で歌っている内容だと思ったんだよね。
 
●「Hey, Baby」でのモス・デフとの仕事はいかがでした?
S:彼はLAで声入れをしたから一緒にはいなかったんだ。俺は彼の大ファンでね、参加してくれて嬉しかった。
 
●「Iron Bars」に参加している元ロスト・ボーイズのミスター・チークスとスプラガ・ベンツはよく組んでいますよね。
S:彼らは俺の兄弟だよ。奴らの頑張り時は俺が力を貸すし、俺が頑張っている時は力を貸してくれる関係だ。
 
●スティーヴィー・ワンダーをトリビュートした『Conception』でスプラガと「Master Blaster」をカヴァーしたのはいかがでした?
S:楽しかったよ。仲間と一緒に好きな音楽をやるのは本当に嬉しいし、楽しいんだ。スティーヴィー・ワンダーも俺達も、大きな一本道の一部にいるわけだし。
 
●「The Trafific Jam」のDJパートはスーパー・キャットの影響がモロに出てますが、彼へのトリビュートも込めたとか?
S:作った時は特に意識していなかったけど、影響はあるだろうね。彼が活躍した時代の雰囲気を取り込むつもりはあった。俺が子供の時、彼やビッグ・ユースみたいな大物は常にマネにしていたんだ。だから、DJをする時はどこかしら出るとは思う。
 
●ダミアンのDJの方が強く出ていますよね。
S:その通りだね。ダミアンは意識的にやっていると思う。
 
●この曲に元々参加していたブジュ・バンタンが最終的に入ってないのはどうして?
S:彼はツアー中で、書類の処理が間に合わなかったんだ。彼とは仲良しだから、ジャマイカで都合をつけてレコーディングするのは簡単なんだよ。だけど、それがビジネスになった時はすんなり行かないこともあって、今回は発売日をこれ以上延ばせなかったから諦めたんだ。
 
●「Chase Dem」は政治家をターゲットにした曲ですが、この場合、アメリカの政治家ですか? それともジャマイカ?
S:指示を出している人間みんなに当てはまる。まずジャマイカの政治家が先に来るけど、世界中で政治に携わっている人みんなに当てはまるだろうね。
 
●自分が父親であることは、音楽を作るのにどう影響してますか?
S:うーん、いろんな形で出ているだろうね……例えば「Hey, Baby」は最初はラヴ・ソングではなく、子供に歌いかけている曲だったんだ。フックは子守歌みたいに“心配しないで”って歌っているだろ? 俺は自分の子供達とかなり近くて、俺の留守中に不安になるらしいから、大丈夫、すぐ帰って来るから、という気持ちを込めた。
 
●ベン・ハーパーがギターだけで参加しているのはどうして?
S:だって俺がすでに歌っていたから(笑)。ミュージシャンとして彼が必要だと思って付け加えてくれたのがギターだったから、余計ありがたかったよね。歌うのとギターを弾くのは違う情熱が必要なんだよ。そのうち一緒に歌う可能性はあるけど。
 
●今日はありがとうございました。
S:こちらこそ。日本でも早く歌えるといいね。
  
「Mind Control」
Stephen Marley

[Universal / UICU-1132]

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