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HOME GROWN
TRUE LINKS  
Text by Takashi Futatsugi / Photo by Kozo Fujita
 

日本のビッグ・フェスに欠かせない“縁の下の力持ち”Home Grown名義による久々の新作『True Links』は、大阪、福岡をそれぞれ代表するあの野外イヴェントのオフィシャル・ソングを含む7曲入りのスペシャルな内容、となっている。
 
 今年10周年の時を迎える「Highest Mountain 2008」のオフィシャル・ソングは、JTB、Ryo the Skywalker、Pushim、NG Head、Boogie Man、Vader、Jing Teng、Rankin Taxiという10人が入り乱れる一体感のあるもの。“普通に凄くいい曲”という筆者の感想を聞いたJTBの面々は「そういうところを狙いたかったかな、と(笑)。だから面子にもこだわったし」(Jumbo Maatch)、「お祭りに相応しいものでありながら、曲としていいものにしたかったし。次々に新しいパートが上がってくる度にアガった」(Takafin)、「1回目からバッキングをやってもらってるHome-Gだけにもう、安心して取り組めましたね」(Boxer Kid)と、それぞれ満足気な表情を浮かべていた。そして、全体の指揮を執ったTancoは、こう語る…。
 
 「今までも“Oasis”に始まりたくさんのアーティストのコンビネーションを作って来ましたが、今回はフェスのテーマ曲って事でカーニバル色UPというかパーティ向けとでも言いますか…そんなイメージでRiddimから作りました。アーティストの選択は大阪色を全面に出したいって事でMJRと相談してこの10人に決めました。因みにこのアルバムに収録されている“Big10”は ジャマイカ・ミックスです」
 
 この曲は携帯サイト「Reggae Zion」のau、docomo共に着うた週間チャートで1位と早くも大盛り上がり。
 
 そして、この『True Links』に収められたもうひとつの“オフィシャル・フェス・アンセム”が、福岡「Sunset Live」のために作られた「Sunset」、である。
 
 「先の“Big10”とは区別したいな、ってのもあってループじゃないRiddimでのマイクリレーに。Riddimもアーティストも次々に変って行くという初試み。しかもHome Gとは初コラボが大半で、レゲエのRiddimにどう乗ってくるのかワクワクしながらほぼ全てのレコーディングに立ち会って作りました」
 
 「“Sunset Road”の方は、“Sunset”のインスト版。最初はただVersionを入れようと思ったのですが、曲を作る時にガイドで入れておいたGuitarが主メロに昇格となったので、そのまま残してインスト曲としました。曲名は福岡のSunset Cafeの前の道を通称“Sunset Road”と呼んでいるので、そこからつけました」(発言は共にTanco)
 
 “晴れれば結構 しかし雨でも決行 だけれどちょっと なんせ季節がちょうど 困るな本当に 台風情報なんて ふっ飛ばそう 吹き飛ばそう そんなもの それでこそSunset あのバンド このバンド 対バンでLive & Direct”というH-Manのリリックにもある通り、開催期間も長いだけに“天候”が危ぶまれるが、毎回結果オーライな「Sunset Live」。レゲエに限らず、様々なジャンルの“海向き(?)”のアーティスト、バンド、DJが集まる3日連続のシーサイド・パーティだけあって、参加した面子もご存知、横山剣からLeyona、Reggae Disco Rockersの有坂美香、Spinna B-ill、犬式の三宅洋平、H-Man、ChomoranmaのDanger Shu&Fat Smith、Soil &“Pimp”Sessionsの社長、Saigenjiと言った歌い手陣以外にも、Black Bottom Brass Band、Little TempoのToki、Jazztronikも参加。なんとも豪華な楽曲(レゲエ・チューン)に仕上がっている。この辺りの“対応度の高さ”も彼等のスーパー裏方たる所以だろう。先のコメントでも触れられているように、“ただのヴァージョンとは一味も二味も違う”リード楽器入りのインスト「Sunset Road」を併せて聴けば、この曲の完成度の高さ、アンサンブルの強力さがさらに良くわかるのでは?

 そうした彼等の“アレンジ力”がフルに発揮された例としては、昨年リリースされた、日本のクラブ・シーンで活躍する錚々たる面子が顔を揃えた企画アルバム『Blue Note Street』に、“レゲエ代表”として参加しプレイした「Cleopatra's Dream」(日本ではTVCM曲としてもお馴染み)も挙げられるだろう。今回の『True Links』にはこの曲もボーナス・トラックとしてフィーチュアされている。
 
 「去年にBlue Noteのトリビュート・アルバムに参加した時に作った曲をボーナス・トラックに。オリジナルはバド・パウエル。Jazzの名曲をどこまでReggaeに出来るかって所が苦労しましたが…。怪しげなRootsなトラックに仕上がったと思ってます。こちらも録音は一発録り」(Tanco)
 
 本作には他にもRyo the SkywalkerとKen-Uのコンビ曲や、2曲のインスト新曲が収められ、全7曲というE.Pサイズではマキシマムな内容となっている…はずだ。というのも、本稿執筆時点ではまだその3曲が聴けずじまいなため。なので、そこはリーダーであるTancoに締めてもらうとしよう。

「Blazin Up」
 「次の“Full Moon Night”のイントロとして作ったのですが…結構ヴォリューミーになったのでギリギリでID入れて2つに分けました。これからフェスなんかでイントロとして演奏して行くと思います。かなりRockしてます。録音も“せーの”で一発録り」

「Full Moon Night」
 「前のイントロとは裏腹にドRootsな感じのBassがメロを取るインスト曲。こういったインスト曲って本国JAでも滅多に類を見ないので結構苦労しました。スモーキーないい感じに仕上がったと思います。こちらも録音は一発録り」

「ダンスのあとふたりは」
 「Ryo the SkyawalkerとKen-Uの初コンビ曲。しかも設定はダンスの後…男女2人でなく男2人でこの設定をどう表現するかって感じでプリプロも進めて行きつつこれから始まる恋の予感を“雰囲気で流れちゃう”感じで無く、“ジ〜ンと胸に響く”感じにうまく表現出来たと思います。RiddimはHome Gには珍しい感じの少しR&Bの香りのするLovers Riddimです」

 この夏も“頼れる屋台骨”としてフル回転する彼等からますます目が離せなくなること必至、の好アイテムの登場である。

 

"True Links"
Home Grown
[Pony Canyon / PCCA-02706]

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